母「家は兄に残そうと思う。実は貯蓄も少しずつ生前贈与してる。私は病気だから帰ってきて引きこもりの兄の世話をして欲しい」 母を捨てる決意をした。

当時30歳になるヒキコモリの兄がいた。

父と離婚した母が溺愛し、
塾やら専門学校やらにお金をかけてきた。
なのにろくに働かず、
ネットゲームにはまり、
母から小遣いを貰い、
食事から何から世話になっていた。

ネット通販のおかげで外に出る必要もない。

タバコは母が買ってきて与える、
まれに外出するらしいが何してるか謎。

私はいない子も同然で、
高卒でさっさと就職して実家を出ていた。

母は仕事はしてたし、
いわゆる搾取子という訳ではなくて
実家にお金を入れろとは
言われてなかった。

だからときどき実家に帰っては
母と話をしてた。
(兄は部屋から出てこない。)

嫌いな母だが憎んではないし、
むしろ嫌いなのに愛情が欲しかった。

そうやって母と
世間話してる時間は好きだった。

ある時、
どういう話の流れか相続の話が出た。

実家は小さいが2階建ての持ち家で、
父が離婚する時に残したもの。

それを兄に相続させると言う。

ついでに貯金の類も
兄に少しずつ生前贈与してると。

わざわざ言われなくても
そうなるだろうと思ってたんだけど、
いざ言われると自分でも意外なくらい
ショックだった。

たぶん、
ずっと兄の事を話題にしないで
母と娘の会話をしてたから
麻痺してたんだと思う。

それもおかげですっと冷めた。

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