【神展開】15の時に家出したらお姉さんに拾われた。俺「どうして泊めてくれるんですか?」 お姉さん「そりゃもちろん」

綺麗なお姉さんがそこにいた

髪は長くて

真っ赤だった

化粧もしてて

大人のお姉さんだと思ったけど

今にして考えてみればあれは多分、V系だったんだろう

なんにせよ綺麗だった

同級生の女子なんてちっさく見えるぐらい綺麗だった

「ありがとうございます」

と、つっかえながらもなんとか言えた

「んなもんええけど、自分アホやろ? ガキがこんな時間うろついとったらアホに絡まれんで」

家出したと言ったら怒られると思って下を向いた

お姉さんは大きな溜息を吐いた

 

「めんど、訳ありかいや」

やけに言葉が汚いお姉さんだと思った

お姉さんスペック

身長170越(自称)

外だと厚底履いてるから175は越えてる

スレンダー

Dカップ

赤髪ロング

耳にピアスごじゃらら

関西人っぽい

年齢不明(見た目18~21)

綺麗だと思う

暫く沈黙が続いた

 

というかお姉さんタバコ吸ってるみたいだった

タバコの匂いがやたら甘かった

「ああ……腹減った」

お姉さんが言う

言われてみれば俺も腹が減っていた

家出してかれこれ五時間

電車の中でポッキー食べたくらいだった

「ファミレス行こか」

「?」

「ファミレス。ほら、行くで」

近くのファミレスに行く

着いて適当に注文する

お姉さんは凄く目立つ

 

赤髪、ロング、黒服、ピアス

綺麗だし、目立つ

「自分なんも喋らんな。病気なん?」

「ちが、ちがいます」

「ああ、あれ? 恐い? そやな、よく言われるんよ、恐いって」

「い、いや」

なんて言おうとして否定したのかは知らんが、まあだれでもそう反応するだろ?

俺はハンバーグ

お姉さんは野菜盛り合わせ

「んで、なんで家出したん?」

驚きすぎてむせた

なんでわかるんだこの人は、超能力者か

とか考えたかは知らんが驚いた

 

でも今にして考えれば解ることかもしれん

夜の十時すぎに家に帰らない子供

思いつくのは塾帰りで家に帰りたくないか

夜遊びするガキか

家出か

なのにその時の俺は塾に行くような鞄持ってなかったし

遊んでそうなガキに見えなかったろうから

家出

カマかけてきたんだろう

でも当時の俺はただただ

大人のお姉さんすげーって思うだけだった

「家が……色々」

「ふうん、そっか」

 

「まあその歳やといろいろあるわな」

「で、どないするん? いつかえるん?」

「……帰りたくないです」

「そりゃ無理やろ。仕事もないし、ってか仕事できる歳なん?」

「15です」

「ギリやな。家もないし金もないやろ?」

「……」

それでも帰りたくなかった

俺にとってあの当時の家はかなり地獄だった

まあ、もっと酷い家庭はあると今ならわかるけど

「一週間もしたら帰りや」

「……はい」

「ほんじゃ、飯食ったら行こか」

 

「?」

「うち、ヒト部屋空いとるから」

こんな経緯で俺はお姉さんに拾われた

お姉さんの家は都会の駅から四つ

閑散とした住宅街だった

見た目とは裏腹な場所に住んでるなと思ったけど

住んでるのは高層マンションの最上階だった

お金持ちなんだと思った

「片付けてないけどまあ歩けるから」

「おじゃまします」

玄関入ると左手に一部屋

右手にトイレ、浴室

奥にリビング

 

リビングの隣に一部屋

「ここ、物置みたいなもんやから使って」

俺は玄関入って左手の部屋に案内された

ほんとに物置だった

「衝動買いしてまうんよね、はは」

お姉さんが照れくさそうに笑う

知れば知るほど見た目とのギャップに困惑した

でもそのギャップに惹かれた

「とりあえず風呂でも入ってきたら?」

「はい」

初めて女の人の部屋に泊まるわけだけど

だからどうだって緊張感はなかった

ガキだったから

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